April 30, 2013

合同シンポジウムのお知らせ

STS Network Japanでは、総会・研究発表会(6/29)の翌日、6月30日(日)に、日本科学史学会生物学史分科会と合同でシンポジウムを開催いたします。
こちらにも是非ご参加いただきますよう、お願い申し上げます。

  • 日時:2013年6月30日(日)13:30-17:00
  • 場所:エル・おおさか(大阪府立労働センター)701号室
  • アクセス:京阪・地下鉄谷町線「天満橋駅」より西へ300m(地図

2012年からはじまった高等学校の新課程の生物では、メンデルの法則などの古典的な記述が削られ、現代的に改訂されたことが話題になりました。このシンポジウムでは、この機会にこれまでの生物学教育と生物学史を振り返り、これからの生物学史の役割を議論したいと思います。かつて『生物学史研究』には生物教育関連の論考も掲載されることが多かったのですが、最近は少なくなってきています。その背景には、科学史研究の変容やSTSの確立などさまざまな要因があるでしょう。新たに科学コミュニケーションという領域も登場しつつあります。科学コミュニケーションの一つとしての教育の中で、歴史的な知識はどのような役割を担いうるのでしょうか。科学史研究と教育現場との対話から探っていきたいと思います。
  • 加納圭(滋賀大学教育学部):現代化運動ともいわれる新課程高校生物における生物学史の取扱
  • 塩川哲雄(大阪府立布施高等学校):高等学校における生物学史教材の実践-体系的教材の試作と単発的な題材の紹介-
  • 福井由理子(東京女子医科大学):生命科学関連の専門職養成大学の教育と生物学史/科学史
  • コメンテーター:田中幹人(早稲田大学政治経済学術院)
主催:日本科学史学会生物学史分科会・STS Network Japan

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