February 01, 2010

読書会「スティーブ・フラーを読む」のご案内

STS Network Japan研究会:
読書会「スティーブ・フラーを読む」

読書会の趣旨:
STS Network Japanでは、3月28日(日)にスティーヴ・フラーの合評会をおこないます。
これは、2009年12月に、フラーの著書が3冊同時に翻訳刊行されたことに触発されて、フラーの主張や問題提起を幅広く再検討したいと思い、企画したものです。

この合評会に向けた読書会を、2月23日(火)、3月9日(火)、3月23日(火)に開催します。
各回とも、担当者が著書の概要を簡単に紹介した後、参加者全員で論点を検討します。

(第1回)テーマ:知識人論、社会認識論
日時:2010年2月23日(火)17:00~19:00
テクスト:『知識人として生きる:ネガティブシンキングのポジティブ・パワー』
村上陽一郎・岡橋毅・住田朋久・渡部麻衣子訳、青土社
原著: The Intellectual (2005)
補助テキスト:『科学が問われている ソーシャル・エピステモロジー』
小林傳司・川崎勝・調麻佐志・平川秀幸訳、産業図書、2000年
原著: Science (1997)

(第2回)テーマ:クーン論
日時:2010年3月9日(火)17:00~19:00
テクスト:『我らの時代のための哲学史 トーマス・クーン/冷戦保守思想としてのパラダイム論』
中島秀人監訳、梶雅範・三宅苞訳、海鳴社
原著: Thomas Kuhn: A Philosophical History for Our Times (2000)

(第3回)テーマ:ナレッジマネジメント論、社会認識論
日時:2010年3月23日(火)17:00~19:00
テクスト:『ナレッジマネジメントの思想 知識生産と社会的認職論』
永田晃也・遠藤温・篠崎香織・綾部広則訳、新曜社
原著: Knowledge Management Foundations (2001)

会場:東京工業大学 大岡山キャンパス 西9号館4階407号室(東急大井町線・目黒線「大岡山駅」下車徒歩3分)
以下の地図26番の建物です(円形のホールが目印です)。
http://www.titech.ac.jp/about/campus/o_map.html
(地図の「大岡山東・西・南地区」の部分をクリックしてください)

書評会「Rabier編Fields of Expertiseを読む」のご案内

STS Network Japan研究会:
書評会「Rabier編Fields of Expertiseを読む」

書評会の趣旨:
近年、科学者、技術者、医者、法律家などの「専門家」のあり方や役割が問い直されつつあります。Christelle Rabier編の論文集Fields of Expertiseは、専門家のあり方を歴史的に議論する若手研究者のワークショップが元になって出版されました。本書では、都市論、人類学、社会学、政治学、制度論など、多様な視点から、科学知識の生産と流通のミクロな過程に光が当てられています。本書の方法は歴史的なものですが、専門家という存在を問い直すという問題意識は、現在を生きる我々にとってもアクチュアルなものとして受け止めることができるでしょう。
書評会では、和田正法氏と野澤のコメントの後、この論文集に寄稿された隠岐さや香氏も交えて、参加者の間で自由にディスカッションすることで、「専門家」を巡る問題群を浮かび上がらせたいと考えています。

テクスト:Christelle Rabier ed., Fields of Expertise: A Comparative History of Expert Procedures in Paris and London, Cambridge, 2007.

日時:2月16日(火)15:50-17:50
会場:東京工業大学 大岡山キャンパス 西9号館4階407号室(東急大井町線・目黒線「大岡山駅」下車徒歩約3分)
以下の地図26番の建物です(円形のホールが目印です)。
http://www.titech.ac.jp/about/campus/o_map.html
(地図の「大岡山東・西・南地区」の部分をクリックしてください)

プログラム
和田正法氏・野澤聡からのコメント
寄稿者・隠岐さや香氏からの応答
ディスカッション