テーマ:変容する世界像:科学・社会・芸術の脱魔術化と再魔術化
日時:9月13日(日)~15日(火)
場所:京都大学(より詳細な場所は後日告知)
定員:50名
対象:近現代における科学と社会を包摂するグローバルな世界像の転換(近代化論や世界像制作の方法・理論)に興味を持つ学生・研究者、また一般にSTSに関心のある学生・研究者(STS Network Japan会員の必要なし)。
申し込み期間:7月1日(水)~9月12日(土)
参加費:無料
実行委員:丸山善宏(京都大学白眉センター・文学研究科/Oxford大学数理・物理・生命科学部)
後援:日本科学史学会・普及委員会
・研究発表受付
一般発表を募集中です。STS系の研究は勿論、今回は特に科学・社会・芸術のいずれか或はそれらの連関に関する歴史学的・社会学的・哲学的研究の発表・話題提供を広く募集しております。ご発表して頂ける方は下記の情報
1. 発表のタイトル
2. 400字程度の要旨
3. 簡単な自己紹介文
をご用意いただき、9月までに下記の連絡先までご連絡下さい(内容が未確定の場合ひとまず講演希望の旨の連絡のみでも結構です)。一般発表の発表時間は発表者の数によって変動しますが、それぞれ30分間は確保する予定です。
なおシンポジウムは下記の趣旨文に沿った内容で開催しますが、一般発表についてはより広く科学と社会・芸術の関わりについてのことでしたら何でも歓迎ですのでご自由にお話いただいて大丈夫です。
・趣旨文
今回のテーマは「変容する世界像:科学・社会・芸術の脱魔術化と再魔術化」というもので、科学と技術の近代化/現代化によるグローバルな世界像の変容というものを、単に科学や技術の領域に留まらず、社会や芸術までをも含む総体としてのこの世界全体の問題として捉えたい、という眼目の下に企画されています。ウェーバーは世界の「脱魔術化」という形で近代性というものを捉えようとしましたが、そのような傾向は単に一般社会の近代化だけではなく、例えば数学の近代化にも当てはまるという議論が存在します。またカッシーラーの、「実体概念」から「関数概念」への重点のシフトという、近代の変革期の只中における科学認識の変容もまた、「関数概念化」という形で近代性というものの一つの特質を捉えているように思われます(そして数学や物理学の近代化と芸術の近代化の間には「関数概念化」という点において平行関係が存在するという考えが或は可能かもしれません)。さらに近年では、脱魔術化の反動/揺り戻しとしての、社会や科学の「再魔術化」ということが盛んに問題とされるようになってきています。そういった世界観形成の最新理論までをも考慮した上で、近代以後の世界の変容を捉えるための統合的視座を追求し、現代において可能なグローバルな世界像の在り方を探ってゆくことで、この現在でも変容し続ける捉え所の無い世界の不確かな将来を、人類が統合的な世界認識を失うことなく生きてゆくための礎としたいと考えています。
・招待講演/パネリスト
現段階では、シンポジウムの講演者として、林晋教授(京都大学文学研究科)、シンポジウムのパネリストとして、浅田彰教授(京都造形芸術大学)、平川紀道氏(現代アーティスト)、を予定しています(なお現在企画中のため今後追加変更等の可能性があります)。
・タイムテーブル
タイムテーブルの詳細は近日公開予定です。
夏の学校の開催前に2014年度のSTS Network Japan総会を催します。
一日目12時30分から一時間ほど開く予定です。会員以外の方は総会終了後からの参加になります。
・注意事項
*懇親会費:一日目および二日目ともに、学生2000円、一般4000円を予定(多少変動する可能性あり)
*宿泊先:参加者が各自用意
*途中参加・途中退席可能
・連絡先
ご不明な点やご要望があれば下記問い合わせ先までメールでお問い合わせください。
stsnj.summer■gmail.com
(■を@に置き換えて下さい)
・申し込みページ
以下のリンク先(Google Form)より入力をお願いします。
http://goo.gl/forms/F5O2pYJxFH