こちらにも是非ご参加いただきますよう、お願い申し上げます。
- 日時:2013年6月30日(日)13:30-17:00
- 場所:エル・おおさか(大阪府立労働センター)701号室
- アクセス:京阪・地下鉄谷町線「天満橋駅」より西へ300m(地図)
2012年からはじまった高等学校の新課程の生物では、メンデルの法則などの古典的な記述が削られ、現代的に改訂されたことが話題になりました。このシンポジウムでは、この機会にこれまでの生物学教育と生物学史を振り返り、これからの生物学史の役割を議論したいと思います。かつて『生物学史研究』には生物教育関連の論考も掲載されることが多かったのですが、最近は少なくなってきています。その背景には、科学史研究の変容やSTSの確立などさまざまな要因があるでしょう。新たに科学コミュニケーションという領域も登場しつつあります。科学コミュニケーションの一つとしての教育の中で、歴史的な知識はどのような役割を担いうるのでしょうか。科学史研究と教育現場との対話から探っていきたいと思います。
- 加納圭(滋賀大学教育学部):現代化運動ともいわれる新課程高校生物における生物学史の取扱
- 塩川哲雄(大阪府立布施高等学校):高等学校における生物学史教材の実践-体系的教材の試作と単発的な題材の紹介-
- 福井由理子(東京女子医科大学):生命科学関連の専門職養成大学の教育と生物学史/科学史
- コメンテーター:田中幹人(早稲田大学政治経済学術院)