July 23, 2009

STSNJ 夏の学校2009 プログラム(暫定)

 STSNJ 夏の学校2009のプログラムがおおむね決定しましたのでお知らせします。
 なお、暫定プログラムと言うことで、順序などは若干の入れ替えがあるかもしれないことをご了承下さい。

9月4日 発表者 タイトル
13:00〜13:50  立花浩司 科学コミュニケーションって何?  一般市民は,サイエンスカフェに何を期待しているか
13:50〜14:40  白井哲哉 科学者参加型コミュニケーション活動の課題 『ゲノムひろば』の実践から-
14:40〜15:00  休憩
15:00〜15:50  森有希子 生活者のための科学技術コミュニケーション
15:50〜16:40  川山竜二 科学システム論はいかにして可能か
16:40〜17:30  加藤源太郎 ニクラス・ルーマンの理論から見た科学技術コミュニケーション
17:30〜20:00  夕飯など
20:00〜 総合討論

9月5日
8:50〜9:30 平井俊男 河川に関する環境防災教育における科学技術コミュニケーション(仮題)
9:30〜12:00 パネルディズカッション1(岡本真、春日匠、三上直之):科学技術コミュニケーションのこれまでとこれから(手法編)
12:00〜13:00  お昼
13:00〜13:50  玉田雅子 教育ベンチャー企業による科学コミュニケーション:リバネス社の事例検討、今後の原発教育の研究への指針を探る
13:50〜14:40  平川秀幸、内田麻理香 サブカルのなかのサイエンス/サブカルとしてのサイエンス(仮)
14:40〜15:30  本堂毅 科学の適用限界を伝える科学リテラシー教育:東北大での実践から
15:30〜16:00  休憩
16:00〜18:30  パネルディスカッション2(塚原東吾、長神風二、中村征樹):科学技術コミュニケーションのこれまでとこれから(理念編)
18:30〜21:00 夕飯など
21:00〜 総合討論

9月6日
9:00〜9:50 小原昂大 植民地近代性とアヘン:植民地間ネットワークにおける技術移転
9:50〜10:40 小野舞子 植民地支配におけるメディア言説の研究:コンゴ問題についてのディスコースと社会背景の分析、大英帝国の支配の正当化か?
10:40〜12:00  長神風二、岡本真 Science or Scientific ? 科学コミュニケーションの現在形
12:00 終わり
(敬称略)




 ※ご参加についての詳細情報はSTSNJ 夏の学校2009のお知らせ【詳細】 をご覧下さい。

July 20, 2009

第2回STS Netowrk Japan関西定例研究会

第1回STSNJ関西定例研究会は、おかげさまで盛会のうちに終了しました。
さて、次回の関西定例研究会ですが、現在、デンマークより来日中のアンダース・ブロックさんをゲストにお招きして、以下の要領で開催します。
お気軽にご参加ください。(本案内はご自由にご回覧・転送ください。)
なお、今回は、大阪大学技術文化社会研究会との共催で実施します。


第2回STS Netowrk Japan関西定例研究会
「気候変動と科学論:国境を超える炭素市場をとりまく論争から」


ゲスト:Anders Blokさん(コペンハーゲン大学博士課程)
   (参考:http://www.hks.harvard.edu/sts/people/fellows/blok.htm)
日時:7月26日(日)14時~16時頃
会場:大阪大学豊中キャンパス文系総合研究棟5階セミナー室
    阪急電車宝塚線石橋駅(特急・急行停車)下車徒歩15分
    大阪モノレール柴原駅下車徒歩約10分
    http://www.cep.osaka-u.ac.jp/modules/campus/index.php?content_id=1(豊中キャンパス案内図)
    http://www.osaka-u.ac.jp/ja/access/(交通機関アクセスマップ)
 ※ 研究会当日は日曜日に付き、入り口が施錠されております。当日は連絡先を入り口に掲示いたしますので、お手数ですが、出入りの際はそちらに連絡していただきますようお願いいたします。
共催:大阪大学技術文化社会研究会

タイトル:
Science Studies Meet Climate Change: The Case of Controversies Surrounding Transnational Carbon Markets
(「気候変動と科学論:国境を超える炭素市場をとりまく論争から」)

発表概要:
Science and Technology Studies (STS) ought to be central to discussions on climate change as a hybrid social/material, science/politics, local/global entity, but contributions from the field have so far been scarce. In this presentation, based on a recent workshop on 'Science Studies Meet Climate Change' held in Copenhagen*, I sketch on overview of previous STS analytical approaches to climate change, highlighting some possible reasons for the relative neglect of the topic. Turning to a case study of controversies surrounding the construction of transnational carbon markets, I illustrate some analytical and practical potentials of certain STS approaches, particularly associated with actor-network theory and the so-called 'performativity of economics' thesis. While this approach has many merits, I argue that it still fails to pay sufficient attention to political practices, illustrated with reference to environmental NGOs attempting to engage and confront the construction of carbon markets.

※今回は英語での講演となります。通訳等はつきません。ご容赦ください。