March 25, 2010

STS Network Japan 春の研究発表会、特別企画「S・フラー合評会」

3月28日(日曜日)に、STS Network Japan 春の研究発表会、ならびにS・フラー合評会の開催をいたします。
午前は3名の方から研究発表を頂き、午後はフラーの合評会という形で、活発な議論が出来ればと考えております。
皆様の奮ってのご参加を、心よりお待ちしております。

3月28日(日曜日)
場所:東京工業大学 大岡山キャンパス 西9号館 W933教室

■研究発表会
時間:10:00~12:00

・吉永大祐 氏 (早稲田大学)
「昭和天皇の再象徴化と科学研究 ― 占領期雑誌報道に見る"科学者天皇"像」
時間:10:00~10:40

・八巻俊憲 氏 (福島県立田村高等学校)
「知の分業と科学リテラシー」
時間:10:40~11:20

・木原英逸 氏 (国士舘大学)
「もうひとつの、STS再考」
時間:11:20~12:00


■特別企画 S・フラー合評会
時間:13:30~16:30

2009年12月に、スティーブ・フラーの著書3冊が同時に翻訳・刊行されました。
そこで、この機会に、フラーの主張や問題提起を幅広く再検討したいと思い、合評会を企画いたしました。
翻訳された3冊のテクストは、以下のようになっております。
幅広く活発な議論が出来ればと考えております。よろしくお願いいたします。

テクスト:『知識人として生きる:ネガティブシンキングのポジティブ・パワー』
村上陽一郎・岡橋毅・住田朋久・渡部麻衣子訳、青土社
原著: The Intellectual (2005)

テクスト:『我らの時代のための哲学史 トーマス・クーン/冷戦保守思想としてのパラダイム論』
中島秀人監訳、梶雅範・三宅苞訳、海鳴社
原著: Thomas Kuhn: A Philosophical History for Our Times (2000)

テクスト:『ナレッジマネジメントの思想 知識生産と社会的認職論』
永田晃也・遠藤温・篠崎香織・綾部広則訳、新曜社
原著: Knowledge Management Foundations (2001)

March 03, 2010

【お知らせ】20周年記念シンポジウム 「STS再考」

 STS Network Japanは今年で20周年を迎えることとなりました。その節目にあたりSTS Network Japanでは、「STS再考」をテーマとしたシンポジウムを3月27日に開催いたします。シンポジウムではパネリストの方々をお招きし、フロアーも交えた活発な議論が行われることを期待しております。また翌28日には2009年12月に3冊の邦訳が刊行されましたS・フラーの合評会、研究発表会を開催予定です。皆さまのご参加を心よりお待ちしております。

日 時:3月27日(土)
場 所:東京工業大学 大岡山キャンパス 西9号館 W933教室
    ※参加費無料。申し込みなどは必要ありません。どなたでもご参加いただけます。


20周年記念シンポジウム 「STS再考」

 本年度で、STSNJは設立20年となります。この20年の間に、科学技術そのものに加え、遺伝子組換え生物や原発をめぐる諸々の議論、BSE騒動や地球温暖化などなど、科学と社会を取り巻く様々な課題が議論されてきました。
 より最近に目を向ければ、2005年には全国的に科学コミュニケーションが取り上げられ、人材養成プログラムも設置されました。しかし、科学コミュニケーションにおいても科学コミュニケーション元年から5年が経ち、本STSNJの夏の学校をはじめ、その他の関連学会等でも、一時の隆盛からやや冷静に振り返る・反省の兆しが見えつつあります。しかし、例えば科学コミュニケーションはSTSにおいて一つのキーワードであることは確かであるにせよ、STSと科学コミュニケーションの今後の関係性についての議論は、更に深い検討がなされても良いのではないでしょうか。
 また更に記憶に新しいものとして、民主党政権となり2009年11月に行われた事業仕分けがありました。その功罪は別として、科学者・省庁・一般の方々を巻き込んだ形で、現代の日本における科学技術政策を考える上で、一つの重要な契機となるだろうことは想像に難くありません。また今現在、第4期科学技術基本計画の議論が進行中であることも、科学技術と政策を考える上で重要な文脈と考えられます。このようなSTSとしてのあり方やその役割を議論した上で、今後の科学技術を考え、STSとしてのメタ的な視点からの議論・具体的な提案なども展開していくこともまた肝要であるだろうと考えられます。
 このような現状を踏まえ、この機会に、この20年のSTSを検討し、さらに現代におけるSTSのあり方と方向性を考える必要があるのではないかと考え、「STS再考」をテーマに設定いたしました。皆様と共に、議論を深めていければと考えております。奮ってのご参加を心よりお待ちしております。


○基調講演 13:00~14:15

講演者:村上陽一郎氏 (東京理科大学教授)


○パネルディスカッション 14:30~17:00

パネリスト
  小林傳司氏 (大阪大学教授)
  柘植あづみ氏 (明治学院大学教授)
  牧慎一郎氏 (内閣府)
  春日匠氏 (大阪大学特任助教)

司会:中村征樹氏 (大阪大学准教授)


主催:STS Network Japan
〒560-0043 大阪府豊中市待兼山町1-16
       大阪大学コミュニケーションデザイン・センター
       平川研究室気付
       E-mail: office@stsnj.org
       URL: http://stsnj.org/


後援:科学技術社会論学会

March 01, 2010

研究発表会の発表者募集(再:期限延長)

STS Network Japan研究発表会の発表者募集

STS Network Japanでは、3月27日、28日に、20周年記念シンポジウム、総会、研究発表会を実施するにあたりまして、研究発表会の発表者を募集いたします。

研究者、学生、高校教員、実践家などさまざまな立場からの研究発表の申し込みをお待ちしています。
発表を応募される方は3月7日(日)24時までに、STS Network Japanへe-mailまたは郵送により、氏名、発表題目、発表概要(300~400字程度)をお送り下さい。発表題目および概要は、プログラムの作成にあたって利用させていただきます。

なお、科学技術と社会にかかわる幅広いテーマでの研究発表を受け付けますが、テーマが研究会の趣旨と大きく異なる場合には、発表を遠慮させていただく場合もありますので、ご了解ください。また、不安をお持ちの場合は、事前にお気軽に事務局までご相談ください。

研究発表
の申込先は下記の通りです。なお、質疑応答も含めてお一人あたり30分~40分程度を目安にお考え下さい(申し込み人数によって多少の上下が生じてしまいます。予めご了解の程、よろしくお願いいたします)。


日程:2010年3月28日(日)
会場:東京工業大学大岡山キャンパス西9号館W933教室
(最寄駅:東急目黒線・大井町線)

e-mail: office@stsnj.org(タイトルを「研究発表会申し込み」として下さい)
郵便:560-0043 大阪府豊中市待兼山町1-16 大阪大学大学教育実践センター
中村征樹研究室気付 STSNJ研究発表会事務局