June 28, 2011

STSNJ夏の学校2011のお知らせ

テーマ:「ポストゲノム時代のSTS」

ヒトゲノム解読から10年あまりを経て、生命科学は社会や文化に対する影響力をますます拡大しています。特に、テイラーメイド製薬や遺伝子治療に代表されるような、ゲノミクスを活用した医療行為や社会保障制度の可能性が大きく開かれたことにより、経済や技術トレンドの新しい趨勢が形成されつつあります。またその中で、人体はゲノム情報のキャリアという新しい資本として捉えられ、人間観にも変化が生じています。

現在STSが科学と社会の関係を考える際も、ポストゲノムの生命科学はその大きな中心のひとつとなっています。ゲノミクスがもたらした科学像の変化、遺伝子情報に関するプライバシーや商品化の問題、生命科学の産業や政治との関わりなど、さまざまな論点が取り上げられています。例えば最近ではRajanの Biocapital (Duke University Press)やCooperによる Life as Surplus (University of Washington Press)といった著作が出版され、話題を呼んでいます。

今回の夏の学校では、ポストゲノム時代のはじまりの10年間を振りかえり、何が問題となるか、また、どういうアプローチが可能かを検討したいと考えています。

開催日:2011年8月26日(金)~8月28日(日)
⇒詳しいプログラムはこちら

開催地:高松センチュリーホテル (http://www.takamatsu-century.com/
〒760-0020 香川県高松市錦町1-4-19
TEL 087(851)0558

参加費:一泊4,500円(学生), 6,000円(一般)
※食事:朝昼は各自ご用意ください。宿泊施設の近くにコンビニ・食事処(讃岐うどんなど)はあります。夕ご飯は皆で食べに行きます。(予算約2,000円)
※宿泊されない方は参加費1000円を頂きます。

◆ 申込スケジュールなどは、下記の通りとなっております。皆様ふるってご参加ください。

1)発表申込受付締め切り 7月16日(土)締め切りました
(申し込む方は、発表テーマのタイトルと100から200字程度の要旨を一緒にお送りください。また、とりあえず資料だけほしいという方は、この日までに申込書の「プログラムを送ってください」に丸を付けて送付してください。プログラムができしだい、ご連絡いたします)

2)発表要旨締切 8月1日(月)締め切りました
(発表テーマのタイトル、当日プログラム用の400字程度の要旨と簡単な自己紹介文をご連絡ください。夏の学校のしおりに掲載させていただきます)

3)参加申込受付締め切り 8月12日(金)8月1日(月)
(発表のない方は、この日までにお申し込みください。また、夏の学校のしおりに掲載する簡単な自己紹介文をお送りください)

◆ 申込先(原則として以下の書式をご利用の上、Eメールでお願いします)

STS NETWORK JAPAN事務局    メールアドレス:office@stsnj.org


----- STS NETWORK JAPAN夏の学校参加申し込み-----

STS NETWORK JAPAN 夏の学校2011に (参加します / プログラムを送ってください)*

宿泊日 (8月26日 27日) ※宿泊を希望する日を選択してください

氏名(フリガナ)
性別(男・女)*
連絡先(所属先・自宅・E-mail)*
E-mailアドレス:

所属先:〒
Tel: Fax:

自宅:〒
Tel: Fax:

発表(する・しない)*
発表される方のみ講演題目:
自己紹介文:

*いずれかを選択してください。

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May 18, 2011

公開シンポジウム「東日本大震災から科学技術と社会のこれまでを考える」

主催:STS Network Japan, 科学技術社会論学会
日時:6月18日(土)
   13:00~17:30
会場:大阪・梅田貸会議室ユーズ・ツウ3階(JR大阪駅より徒歩5分)
 大阪府大阪市北区梅田2-1-18 富士ビル3F
 アクセス http://www4.ocn.ne.jp/~us-2/
  地下鉄四つ橋線 西梅田駅 4-B出口上がってすぐ
  JR大阪駅 桜橋出口より南へ徒歩5分
参加費:無料
参加登録:不要

 3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震とその後の津波被害や一連の災害、また、福島第一原発でいままさに現在進行形で進んでいる事態をめぐる状況のなかで、科学技術と社会とのありかたについて、いまあらためて根本に立ち戻って考えていくことが必要となっているように思われます。科学技術と社会とのありかたを、どのように考えていけばいいのか、また、STS(科学技術社会論)には、なにが求められているのか。今後の科学技術と社会とのありかたやSTSを展望していくための前提作業として、本シンポジウムでは、科学技術と社会とのこれまでの取り組みやSTSなどのありかたについて振り返り、3.11でみえてきた問題・課題について、あるいはまた、これまで見えていなかったわけではないけれども、かならずしも十分に取り組まれてこなかった問題などについて、さまざまな角度から検討したいと思います。

プログラム:
講演
中島秀人(東京工業大学、STS Network Japan初代代表、科学技術社会論学会会長)
パネル討論
・神里達博(東京大学)
・田中幹人((社)サイエンス・メディア・センター、早稲田大学)
・平川秀幸(大阪大学)
・八木絵香(大阪大学)
・春日匠(大阪大学)
・中村征樹(大阪大学)
・中島秀人

May 10, 2011

(内容詳細)2010年度研究発表会・総会のお知らせ

日程:2011年5月22日(日)
場所:大阪大学中之島センター 講義室3(7F)
http://www.onc.osaka-u.ac.jp/others/map/index.php

1.研究発表会(10:00-12:00)

10:00~10:40
平井俊男(大阪府立港高校)
「規制科学や民族誌の視点を含む防災教育教材の試み」

10:40~11:20
寺井紘子(京都府立大学共同研究員)
「押井守アニメにみる身体の非身体化と都市の身体化」

11:20~12:00
西條美紀 川本思心(東京工業大学)
「官房長官会見に見る福島第一原子力発電所事故のリスクコミュニケーション
     -リスクを共有するためのデザインの提言に向けて‐」
2.総会(12:00~12:30)

3.ワークショップ「東日本大震災にまつわる諸問題を考える」(13:30-16:30)
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研究発表会発表概要
10:00~10:40
平井俊男(大阪府立港高校)
「規制科学や民族誌の視点を含む防災教育教材の試み」
 高校を卒業した生徒が将来の市民として社会で安全に安心して暮らすため、具体的な課題や問題を解決しようと考える際には、社会の一員として政策の意思決定に参画せざるを得ない。
 ここでは、高校の理科で教えられる知識体系に対する、政策決定と関わる規制科学の視点や河川災害に関わる民族誌の視点を含む教材について紹介し、皆さんから意見を頂きたい。

10:40~11:20
寺井紘子(京都府立大学共同研究員)
「押井守アニメにみる身体の非身体化と都市の身体化」
本発表では押井守の作品を用い、そこに窺える身体のあり方について考察する。押井はその創作の初期から、従来のアニメーションの枠にとらわれない、独自の哲学的世界観を表明してきた。彼の作品に通底するのは、人間とは何か、人間を取り巻く世界とは何か、人間存在は何によって証明されうるのかという問いである。そしてこうしたテーマを扱うにあたって、押井は、人間とそれ以外のもの――機械、動物、都市など――を対置させ、人間身体の境界性を示そうとする。これまでも押井作品における身体性は、ポストヒューマニズム的身体や身体機械論の観点から取り上げられてきた。だが、そもそもここで扱われている「身体」とは何か、という問いに対しては、そのどれもが明確な視点を示していない。本発表では、ともに身体を指すドイツ語の概念KorperとLeibを用いることで、SFにとどまらない押井アニメの「身体」の意味とその可能性に迫る。

11:20~12:00
西條美紀 川本思心(東京工業大学)
「官房長官会見に見る福島第一原子力発電所事故のリスクコミュニケーション
     -リスクを共有するためのデザインの提言に向けて‐」
 原子力発電所の事故のような大災害につながる可能性のある事象が発生した時には、政府は国民に現時点の最新の情報を伝えること(リスクコミュニケーション)と政府の情報分析に基づいた行動を国民に取らせること(クライシスコミュニケーション)を行おうとする。そして災害時においては、テレビが最有力のメディアであることから、テレビ報道がこの政府と国民との間のコミュニケーションの媒介となる。本発表では、本年3月11日に発生した原子力発電所事故において内閣官房長官が行った記者会見とそれに引き続いておこなわれたテレビの事故報道の構造分析を踏まえて問題点を指摘し、政府、関係者、国民がリスクを共有するための記者会見とテレビ報道にあり方について試論を展開し、来場者と議論したい。
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April 06, 2011

STS Network Japanワークショップのお知らせ

 2011年3月11日の東日本大震災により被害を受けられた皆様に謹んでお見舞い申し上げます。
 このたびの災害に関して、現在STS Newtork Japanのメーリングリストでも活発に議論が行われております。「STSは、今回の災害で何ができるか」や「STSは、何をするべきか」などには、様々な立場や実践があります。そこで、今後の実践や議論を見据え、現地点における問題意識や立場、視点を共有・整理するために、今回、急ではありますがワークショップを開催することにいたしました。皆でポストイットなどを使い、議論しながら論点を整理するような形式を考えております。

 どのタイムスパンでの議論なのか、どんなSTS的な視点での分析が可能なのか、何が情報として足りないのか、そもそも議論している人たちの問題意識や情報がかみ合っているのかなど、様々な論点が考えられます。
 まだまだ予断を許さない状況ではございますが、だからこそ逆に今、記録しておかなければならない点などもあると思います。
 今現在も大変な状況にある方もいらっしゃるでしょうし、また、新学期が始まって、皆様お忙しい時期であると思いますが、ご参加をお待ちしております。

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STS Network Japanワークショップ
 「東日本大震災にまつわる諸問題を考える」

日時:2011年5月22日(日) 13:30-16:30
場所:大阪大学中之島センター 7階 講義室3
大阪市北区中之島4-3-53
    http://www.onc.osaka-u.ac.jp/
参加費:無料。申し込みなどは必要ありません。
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ワークショップについてのお問い合わせは事務局(office@stsnj.org)にお願いいたします。
皆様のご参加をお待ちしております。