プログラム
8月26日(金)
14:30~ 集合 開会の挨拶
15:00~ 立花浩司「これからのライフサイエンス研究のありかたを考える」
16:00~ 見上公一「ポストゲノム時代の医療開発」
17:00~ 白井哲哉 「ゲノム研究者コミュニティでの倫理的・法的・社会的課題への対応~ゲノムELSIユニットの設立・実践から~」
18:00~ 夕食・懇親
8月27日(土)
9:00~ 瀬戸山潤 「アイスランドに見るゲノム産業」
10:00~ 福本江利子「神戸医療産業都市構想:科学コミュニケーションの視点から」
11:00~ 平井俊男「温暖化と感染症に関する教材」
12:00~ 昼食
14:00~ 講演:出口顕教授(島根大学)「生殖医療の代替策としての国際養子縁組: 養父母になった北欧の国際養子たち」
16:00~ 講演:岡山雅信准教授 (自治医科大学)「大規模地域ゲノムバンク/生活習慣介入研究:生活習慣介入への遺伝子情報の位置づけ」
18:00~ 夕食・懇親
8月28日(日)
9:00~ 森下翔「ラボラトリー・スタディーズ: 科学人類学は認識論を扱えるか」
10:00~ 春日匠「グローバル市民社会はバイオキャピタリズムを克服できるか」
11:00~ 閉会の挨拶
"Science, Technology, and Society" Network Japan (STSNJ http://stsnj.org) の最新情報です。
August 11, 2011
August 09, 2011
STS Network Japan 研究会
3月11日に発生した東日本大震災と、それに続く福島の原発事故は多くの課題を我々に投げかけています。
現状として、事態は未だ進行中且つ混迷の中にある状況でありますが、しかし今後の展開に目を向けるためにも、震災と原発事故を巡る社会的背景や構造/歴史的経緯の理解を踏まえた上で、一つ一つの論点・視点を吟味していくことが不可欠であろうかと思われます。
今回、STSNJではそのような問題意識を踏まえ、一人のゲストスピーカーをお迎えする形で研究会を開催したいと思います。
話題提供をしていただくのは、かねてからの調査研究を元に、「フクシマ論-原子力ムラはなぜ生まれたのか」を2011年6月に出版された、東京大学の開沼博氏です。
「フクシマ」論 原子力ムラはなぜ生まれたのか (青土社)
http://www.amazon.co.jp/dp/4791766105/
今後、福島原発を巡る諸議論において多くの参照をされるであろう本著の著者である開沼さんに、現在までにおける知見と視点、そして今後の展開についてお話を頂き、議論を深めていければと思います。
日時: 8月23日(火) 16:00~18:30
場所: 東京大学駒場キャンパス 15号館 4階 409号室
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam02_01_14_j.html
話題提供者・演題:
開沼博 氏
「『フクシマ』論とその後」
研究会スケジュール
趣旨説明 16:00~16:10
話題提供 「『フクシマ』論とその後」 16:10~17:10
休憩 17:10~17:20
ディスカッション 17:20~18:30
※スケジュール時間はあくまで目安です。当日の状況によって、発表時間やディスカッションの時間に多少の変更が生じること、ご了解ください。
皆さまの奮ってのご参加をお待ちしております。
現状として、事態は未だ進行中且つ混迷の中にある状況でありますが、しかし今後の展開に目を向けるためにも、震災と原発事故を巡る社会的背景や構造/歴史的経緯の理解を踏まえた上で、一つ一つの論点・視点を吟味していくことが不可欠であろうかと思われます。
今回、STSNJではそのような問題意識を踏まえ、一人のゲストスピーカーをお迎えする形で研究会を開催したいと思います。
話題提供をしていただくのは、かねてからの調査研究を元に、「フクシマ論-原子力ムラはなぜ生まれたのか」を2011年6月に出版された、東京大学の開沼博氏です。
「フクシマ」論 原子力ムラはなぜ生まれたのか (青土社)
http://www.amazon.co.jp/dp/4791766105/
今後、福島原発を巡る諸議論において多くの参照をされるであろう本著の著者である開沼さんに、現在までにおける知見と視点、そして今後の展開についてお話を頂き、議論を深めていければと思います。
日時: 8月23日(火) 16:00~18:30
場所: 東京大学駒場キャンパス 15号館 4階 409号室
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam02_01_14_j.html
話題提供者・演題:
開沼博 氏
「『フクシマ』論とその後」
研究会スケジュール
趣旨説明 16:00~16:10
話題提供 「『フクシマ』論とその後」 16:10~17:10
休憩 17:10~17:20
ディスカッション 17:20~18:30
※スケジュール時間はあくまで目安です。当日の状況によって、発表時間やディスカッションの時間に多少の変更が生じること、ご了解ください。
皆さまの奮ってのご参加をお待ちしております。
August 04, 2011
夏の学校〆切延長
夏の学校の準備が遅れており、まだプログラムを最終確定できる状態にないため、締め切りを延長したいと思います。
最終プログラムは8月5日(金)までに確定し告知します。
発表を申し込んでくださった方々申し訳ありません。
参加申し込みの締め切りは*8月12日*(金)に延長します。
まだまだ受け付けております。
テーマに拘らず、幅広い関心を持った方の発表と参加をお待ちしております。
また、周りにもこうしたイベントに興味がありそうな方にお声掛けしていただけると幸いです。
最終プログラムは8月5日(金)までに確定し告知します。
発表を申し込んでくださった方々申し訳ありません。
参加申し込みの締め切りは*8月12日*(金)に延長します。
まだまだ受け付けております。
テーマに拘らず、幅広い関心を持った方の発表と参加をお待ちしております。
また、周りにもこうしたイベントに興味がありそうな方にお声掛けしていただけると幸いです。
June 28, 2011
STSNJ夏の学校2011のお知らせ
テーマ:「ポストゲノム時代のSTS」
ヒトゲノム解読から10年あまりを経て、生命科学は社会や文化に対する影響力をますます拡大しています。特に、テイラーメイド製薬や遺伝子治療に代表されるような、ゲノミクスを活用した医療行為や社会保障制度の可能性が大きく開かれたことにより、経済や技術トレンドの新しい趨勢が形成されつつあります。またその中で、人体はゲノム情報のキャリアという新しい資本として捉えられ、人間観にも変化が生じています。
現在STSが科学と社会の関係を考える際も、ポストゲノムの生命科学はその大きな中心のひとつとなっています。ゲノミクスがもたらした科学像の変化、遺伝子情報に関するプライバシーや商品化の問題、生命科学の産業や政治との関わりなど、さまざまな論点が取り上げられています。例えば最近ではRajanの Biocapital (Duke University Press)やCooperによる Life as Surplus (University of Washington Press)といった著作が出版され、話題を呼んでいます。
今回の夏の学校では、ポストゲノム時代のはじまりの10年間を振りかえり、何が問題となるか、また、どういうアプローチが可能かを検討したいと考えています。
開催日:2011年8月26日(金)~8月28日(日)
⇒詳しいプログラムはこちら
開催地:高松センチュリーホテル (http://www.takamatsu-century.com/)
〒760-0020 香川県高松市錦町1-4-19
TEL 087(851)0558
参加費:一泊4,500円(学生), 6,000円(一般)
※食事:朝昼は各自ご用意ください。宿泊施設の近くにコンビニ・食事処(讃岐うどんなど)はあります。夕ご飯は皆で食べに行きます。(予算約2,000円)
※宿泊されない方は参加費1000円を頂きます。
◆ 申込スケジュールなどは、下記の通りとなっております。皆様ふるってご参加ください。
1)発表申込受付締め切り 7月16日(土)締め切りました
(申し込む方は、発表テーマのタイトルと100から200字程度の要旨を一緒にお送りください。また、とりあえず資料だけほしいという方は、この日までに申込書の「プログラムを送ってください」に丸を付けて送付してください。プログラムができしだい、ご連絡いたします)
2)発表要旨締切 8月1日(月)締め切りました
(発表テーマのタイトル、当日プログラム用の400字程度の要旨と簡単な自己紹介文をご連絡ください。夏の学校のしおりに掲載させていただきます)
3)参加申込受付締め切り 8月12日(金)8月1日(月)
(発表のない方は、この日までにお申し込みください。また、夏の学校のしおりに掲載する簡単な自己紹介文をお送りください)
◆ 申込先(原則として以下の書式をご利用の上、Eメールでお願いします)
STS NETWORK JAPAN事務局 メールアドレス:office@stsnj.org
----- STS NETWORK JAPAN夏の学校参加申し込み-----
STS NETWORK JAPAN 夏の学校2011に (参加します / プログラムを送ってください)*
宿泊日 (8月26日 27日) ※宿泊を希望する日を選択してください
氏名(フリガナ)
性別(男・女)*
連絡先(所属先・自宅・E-mail)*
E-mailアドレス:
所属先:〒
Tel: Fax:
自宅:〒
Tel: Fax:
発表(する・しない)*
発表される方のみ講演題目:
自己紹介文:
*いずれかを選択してください。
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ヒトゲノム解読から10年あまりを経て、生命科学は社会や文化に対する影響力をますます拡大しています。特に、テイラーメイド製薬や遺伝子治療に代表されるような、ゲノミクスを活用した医療行為や社会保障制度の可能性が大きく開かれたことにより、経済や技術トレンドの新しい趨勢が形成されつつあります。またその中で、人体はゲノム情報のキャリアという新しい資本として捉えられ、人間観にも変化が生じています。
現在STSが科学と社会の関係を考える際も、ポストゲノムの生命科学はその大きな中心のひとつとなっています。ゲノミクスがもたらした科学像の変化、遺伝子情報に関するプライバシーや商品化の問題、生命科学の産業や政治との関わりなど、さまざまな論点が取り上げられています。例えば最近ではRajanの Biocapital (Duke University Press)やCooperによる Life as Surplus (University of Washington Press)といった著作が出版され、話題を呼んでいます。
今回の夏の学校では、ポストゲノム時代のはじまりの10年間を振りかえり、何が問題となるか、また、どういうアプローチが可能かを検討したいと考えています。
開催日:2011年8月26日(金)~8月28日(日)
⇒詳しいプログラムはこちら
開催地:高松センチュリーホテル (http://www.takamatsu-century.com/)
〒760-0020 香川県高松市錦町1-4-19
TEL 087(851)0558
参加費:一泊4,500円(学生), 6,000円(一般)
※食事:朝昼は各自ご用意ください。宿泊施設の近くにコンビニ・食事処(讃岐うどんなど)はあります。夕ご飯は皆で食べに行きます。(予算約2,000円)
※宿泊されない方は参加費1000円を頂きます。
◆ 申込スケジュールなどは、下記の通りとなっております。皆様ふるってご参加ください。
(申し込む方は、発表テーマのタイトルと100から200字程度の要旨を一緒にお送りください。また、とりあえず資料だけほしいという方は、この日までに申込書の「プログラムを送ってください」に丸を付けて送付してください。プログラムができしだい、ご連絡いたします)
(発表テーマのタイトル、当日プログラム用の400字程度の要旨と簡単な自己紹介文をご連絡ください。夏の学校のしおりに掲載させていただきます)
3)参加申込受付締め切り 8月12日(金)
(発表のない方は、この日までにお申し込みください。また、夏の学校のしおりに掲載する簡単な自己紹介文をお送りください)
◆ 申込先(原則として以下の書式をご利用の上、Eメールでお願いします)
STS NETWORK JAPAN事務局 メールアドレス:office@stsnj.org
----- STS NETWORK JAPAN夏の学校参加申し込み-----
STS NETWORK JAPAN 夏の学校2011に (参加します / プログラムを送ってください)*
宿泊日 (8月26日 27日) ※宿泊を希望する日を選択してください
氏名(フリガナ)
性別(男・女)*
連絡先(所属先・自宅・E-mail)*
E-mailアドレス:
所属先:〒
Tel: Fax:
自宅:〒
Tel: Fax:
発表(する・しない)*
発表される方のみ講演題目:
自己紹介文:
*いずれかを選択してください。
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May 18, 2011
公開シンポジウム「東日本大震災から科学技術と社会のこれまでを考える」
主催:STS Network Japan, 科学技術社会論学会
日時:6月18日(土)
13:00~17:30
会場:大阪・梅田貸会議室ユーズ・ツウ3階(JR大阪駅より徒歩5分)
大阪府大阪市北区梅田2-1-18 富士ビル3F
アクセス http://www4.ocn.ne.jp/~us-2/
地下鉄四つ橋線 西梅田駅 4-B出口上がってすぐ
JR大阪駅 桜橋出口より南へ徒歩5分
参加費:無料
参加登録:不要
3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震とその後の津波被害や一連の災害、また、福島第一原発でいままさに現在進行形で進んでいる事態をめぐる状況のなかで、科学技術と社会とのありかたについて、いまあらためて根本に立ち戻って考えていくことが必要となっているように思われます。科学技術と社会とのありかたを、どのように考えていけばいいのか、また、STS(科学技術社会論)には、なにが求められているのか。今後の科学技術と社会とのありかたやSTSを展望していくための前提作業として、本シンポジウムでは、科学技術と社会とのこれまでの取り組みやSTSなどのありかたについて振り返り、3.11でみえてきた問題・課題について、あるいはまた、これまで見えていなかったわけではないけれども、かならずしも十分に取り組まれてこなかった問題などについて、さまざまな角度から検討したいと思います。
プログラム:
講演
中島秀人(東京工業大学、STS Network Japan初代代表、科学技術社会論学会会長)
パネル討論
・神里達博(東京大学)
・田中幹人((社)サイエンス・メディア・センター、早稲田大学)
・平川秀幸(大阪大学)
・八木絵香(大阪大学)
・春日匠(大阪大学)
・中村征樹(大阪大学)
・中島秀人
日時:6月18日(土)
13:00~17:30
会場:大阪・梅田貸会議室ユーズ・ツウ3階(JR大阪駅より徒歩5分)
大阪府大阪市北区梅田2-1-18 富士ビル3F
アクセス http://www4.ocn.ne.jp/~us-2/
地下鉄四つ橋線 西梅田駅 4-B出口上がってすぐ
JR大阪駅 桜橋出口より南へ徒歩5分
参加費:無料
参加登録:不要
3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震とその後の津波被害や一連の災害、また、福島第一原発でいままさに現在進行形で進んでいる事態をめぐる状況のなかで、科学技術と社会とのありかたについて、いまあらためて根本に立ち戻って考えていくことが必要となっているように思われます。科学技術と社会とのありかたを、どのように考えていけばいいのか、また、STS(科学技術社会論)には、なにが求められているのか。今後の科学技術と社会とのありかたやSTSを展望していくための前提作業として、本シンポジウムでは、科学技術と社会とのこれまでの取り組みやSTSなどのありかたについて振り返り、3.11でみえてきた問題・課題について、あるいはまた、これまで見えていなかったわけではないけれども、かならずしも十分に取り組まれてこなかった問題などについて、さまざまな角度から検討したいと思います。
プログラム:
講演
中島秀人(東京工業大学、STS Network Japan初代代表、科学技術社会論学会会長)
パネル討論
・神里達博(東京大学)
・田中幹人((社)サイエンス・メディア・センター、早稲田大学)
・平川秀幸(大阪大学)
・八木絵香(大阪大学)
・春日匠(大阪大学)
・中村征樹(大阪大学)
・中島秀人
May 10, 2011
(内容詳細)2010年度研究発表会・総会のお知らせ
日程:2011年5月22日(日)
場所:大阪大学中之島センター 講義室3(7F)
http://www.onc.osaka-u.ac.jp/others/map/index.php
1.研究発表会(10:00-12:00)
10:00~10:40
平井俊男(大阪府立港高校)
「規制科学や民族誌の視点を含む防災教育教材の試み」
10:40~11:20
寺井紘子(京都府立大学共同研究員)
「押井守アニメにみる身体の非身体化と都市の身体化」
11:20~12:00
西條美紀 川本思心(東京工業大学)
「官房長官会見に見る福島第一原子力発電所事故のリスクコミュニケーション
-リスクを共有するためのデザインの提言に向けて‐」
2.総会(12:00~12:30)
3.ワークショップ「東日本大震災にまつわる諸問題を考える」(13:30-16:30)
-----
-----
研究発表会発表概要
10:00~10:40
平井俊男(大阪府立港高校)
「規制科学や民族誌の視点を含む防災教育教材の試み」
高校を卒業した生徒が将来の市民として社会で安全に安心して暮らすため、具体的な課題や問題を解決しようと考える際には、社会の一員として政策の意思決定に参画せざるを得ない。
ここでは、高校の理科で教えられる知識体系に対する、政策決定と関わる規制科学の視点や河川災害に関わる民族誌の視点を含む教材について紹介し、皆さんから意見を頂きたい。
10:40~11:20
寺井紘子(京都府立大学共同研究員)
「押井守アニメにみる身体の非身体化と都市の身体化」
本発表では押井守の作品を用い、そこに窺える身体のあり方について考察する。押井はその創作の初期から、従来のアニメーションの枠にとらわれない、独自の哲学的世界観を表明してきた。彼の作品に通底するのは、人間とは何か、人間を取り巻く世界とは何か、人間存在は何によって証明されうるのかという問いである。そしてこうしたテーマを扱うにあたって、押井は、人間とそれ以外のもの――機械、動物、都市など――を対置させ、人間身体の境界性を示そうとする。これまでも押井作品における身体性は、ポストヒューマニズム的身体や身体機械論の観点から取り上げられてきた。だが、そもそもここで扱われている「身体」とは何か、という問いに対しては、そのどれもが明確な視点を示していない。本発表では、ともに身体を指すドイツ語の概念KorperとLeibを用いることで、SFにとどまらない押井アニメの「身体」の意味とその可能性に迫る。
11:20~12:00
西條美紀 川本思心(東京工業大学)
「官房長官会見に見る福島第一原子力発電所事故のリスクコミュニケーション
-リスクを共有するためのデザインの提言に向けて‐」
原子力発電所の事故のような大災害につながる可能性のある事象が発生した時には、政府は国民に現時点の最新の情報を伝えること(リスクコミュニケーション)と政府の情報分析に基づいた行動を国民に取らせること(クライシスコミュニケーション)を行おうとする。そして災害時においては、テレビが最有力のメディアであることから、テレビ報道がこの政府と国民との間のコミュニケーションの媒介となる。本発表では、本年3月11日に発生した原子力発電所事故において内閣官房長官が行った記者会見とそれに引き続いておこなわれたテレビの事故報道の構造分析を踏まえて問題点を指摘し、政府、関係者、国民がリスクを共有するための記者会見とテレビ報道にあり方について試論を展開し、来場者と議論したい。
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場所:大阪大学中之島センター 講義室3(7F)
http://www.onc.osaka-u.ac.jp/others/map/index.php
1.研究発表会(10:00-12:00)
10:00~10:40
平井俊男(大阪府立港高校)
「規制科学や民族誌の視点を含む防災教育教材の試み」
10:40~11:20
寺井紘子(京都府立大学共同研究員)
「押井守アニメにみる身体の非身体化と都市の身体化」
11:20~12:00
西條美紀 川本思心(東京工業大学)
「官房長官会見に見る福島第一原子力発電所事故のリスクコミュニケーション
-リスクを共有するためのデザインの提言に向けて‐」
2.総会(12:00~12:30)
3.ワークショップ「東日本大震災にまつわる諸問題を考える」(13:30-16:30)
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研究発表会発表概要
10:00~10:40
平井俊男(大阪府立港高校)
「規制科学や民族誌の視点を含む防災教育教材の試み」
高校を卒業した生徒が将来の市民として社会で安全に安心して暮らすため、具体的な課題や問題を解決しようと考える際には、社会の一員として政策の意思決定に参画せざるを得ない。
ここでは、高校の理科で教えられる知識体系に対する、政策決定と関わる規制科学の視点や河川災害に関わる民族誌の視点を含む教材について紹介し、皆さんから意見を頂きたい。
10:40~11:20
寺井紘子(京都府立大学共同研究員)
「押井守アニメにみる身体の非身体化と都市の身体化」
本発表では押井守の作品を用い、そこに窺える身体のあり方について考察する。押井はその創作の初期から、従来のアニメーションの枠にとらわれない、独自の哲学的世界観を表明してきた。彼の作品に通底するのは、人間とは何か、人間を取り巻く世界とは何か、人間存在は何によって証明されうるのかという問いである。そしてこうしたテーマを扱うにあたって、押井は、人間とそれ以外のもの――機械、動物、都市など――を対置させ、人間身体の境界性を示そうとする。これまでも押井作品における身体性は、ポストヒューマニズム的身体や身体機械論の観点から取り上げられてきた。だが、そもそもここで扱われている「身体」とは何か、という問いに対しては、そのどれもが明確な視点を示していない。本発表では、ともに身体を指すドイツ語の概念KorperとLeibを用いることで、SFにとどまらない押井アニメの「身体」の意味とその可能性に迫る。
11:20~12:00
西條美紀 川本思心(東京工業大学)
「官房長官会見に見る福島第一原子力発電所事故のリスクコミュニケーション
-リスクを共有するためのデザインの提言に向けて‐」
原子力発電所の事故のような大災害につながる可能性のある事象が発生した時には、政府は国民に現時点の最新の情報を伝えること(リスクコミュニケーション)と政府の情報分析に基づいた行動を国民に取らせること(クライシスコミュニケーション)を行おうとする。そして災害時においては、テレビが最有力のメディアであることから、テレビ報道がこの政府と国民との間のコミュニケーションの媒介となる。本発表では、本年3月11日に発生した原子力発電所事故において内閣官房長官が行った記者会見とそれに引き続いておこなわれたテレビの事故報道の構造分析を踏まえて問題点を指摘し、政府、関係者、国民がリスクを共有するための記者会見とテレビ報道にあり方について試論を展開し、来場者と議論したい。
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April 06, 2011
STS Network Japanワークショップのお知らせ
2011年3月11日の東日本大震災により被害を受けられた皆様に謹んでお見舞い申し上げます。
このたびの災害に関して、現在STS Newtork Japanのメーリングリストでも活発に議論が行われております。「STSは、今回の災害で何ができるか」や「STSは、何をするべきか」などには、様々な立場や実践があります。そこで、今後の実践や議論を見据え、現地点における問題意識や立場、視点を共有・整理するために、今回、急ではありますがワークショップを開催することにいたしました。皆でポストイットなどを使い、議論しながら論点を整理するような形式を考えております。
どのタイムスパンでの議論なのか、どんなSTS的な視点での分析が可能なのか、何が情報として足りないのか、そもそも議論している人たちの問題意識や情報がかみ合っているのかなど、様々な論点が考えられます。
まだまだ予断を許さない状況ではございますが、だからこそ逆に今、記録しておかなければならない点などもあると思います。
今現在も大変な状況にある方もいらっしゃるでしょうし、また、新学期が始まって、皆様お忙しい時期であると思いますが、ご参加をお待ちしております。
―――――
STS Network Japanワークショップ
「東日本大震災にまつわる諸問題を考える」
日時:2011年5月22日(日) 13:30-16:30
場所:大阪大学中之島センター 7階 講義室3
大阪市北区中之島4-3-53
http://www.onc.osaka-u.ac.jp/
参加費:無料。申し込みなどは必要ありません。
―――――
ワークショップについてのお問い合わせは事務局(office@stsnj.org)にお願いいたします。
皆様のご参加をお待ちしております。
このたびの災害に関して、現在STS Newtork Japanのメーリングリストでも活発に議論が行われております。「STSは、今回の災害で何ができるか」や「STSは、何をするべきか」などには、様々な立場や実践があります。そこで、今後の実践や議論を見据え、現地点における問題意識や立場、視点を共有・整理するために、今回、急ではありますがワークショップを開催することにいたしました。皆でポストイットなどを使い、議論しながら論点を整理するような形式を考えております。
どのタイムスパンでの議論なのか、どんなSTS的な視点での分析が可能なのか、何が情報として足りないのか、そもそも議論している人たちの問題意識や情報がかみ合っているのかなど、様々な論点が考えられます。
まだまだ予断を許さない状況ではございますが、だからこそ逆に今、記録しておかなければならない点などもあると思います。
今現在も大変な状況にある方もいらっしゃるでしょうし、また、新学期が始まって、皆様お忙しい時期であると思いますが、ご参加をお待ちしております。
―――――
STS Network Japanワークショップ
「東日本大震災にまつわる諸問題を考える」
日時:2011年5月22日(日) 13:30-16:30
場所:大阪大学中之島センター 7階 講義室3
大阪市北区中之島4-3-53
http://www.onc.osaka-u.ac.jp/
参加費:無料。申し込みなどは必要ありません。
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ワークショップについてのお問い合わせは事務局(office@stsnj.org)にお願いいたします。
皆様のご参加をお待ちしております。
研究発表会・総会のお知らせ
2011年3月11日の東日本大震災により被害を受けられた皆様に謹んでお見舞い申し上げます。延期しておりました総会および研究発表会を5月22日(日)に開催することとなりましたので、ご連絡いたします。
みなさまのご参加をお待ちいたしております。
【研究発表会・総会】
日程:2011年5月22日(日)10:00-12:00(研究発表会)、12:00-12:30(総会)13:30~16;30(ワークショップ)
場所:大阪大学中之島センター 講義室3(7F)
*例年は総会に合わせてシンポジウムを開催しておりましたが、現在の状況等を踏まえて、本年度はワークショップを実施することとなりました。詳細は別のメールにてご連絡いたします。なお、シンポジウム企画については時期を改めての開催を予定しております。詳細がきまりましたら、本会報もしくはメーリングリスト、ウェブ(http://blog.stsnj.org/)などでお知らせさせていただきます。
【研究発表会者の募集】
STS Network Japanでは、5月22日(日)に総会、研究発表会を実施するにあたりまして、研究発表会の発表者を募集いたします。研究者、学生、高校教員、実践家などさまざまな立場からの研究発表の申し込みをお待ちしています。
発表を応募される方は4月30日(土)24時までに、STS Network Japanへe-mailまたは郵送により、氏名、発表題目、発表概要(300~400字程度)をお送り下さい。発表題目および概要は、プログラムの作成にあたって利用させていただきます。
なお、科学技術と社会にかかわる幅広いテーマでの研究発表を受け付けますが、テーマが研究会の趣旨と大きく異なる場合には、発表をお断りする場合もありますので、ご了解ください。また、不安をお持ちの場合は、事前にお気軽に事務局までご相談ください。
研究発表の申込先は下記の通りです。なお、質疑応答も含めてお一人あたり30分~40分程度を目安にお考え下さい(申し込み人数によって多少の上下が生じてしまいます。予めご了解の程、よろしくお願いいたします)。
【申し込み先】
e-mail: office@stsnj.org(タイトルを「研究発表会申し込み」として下さい)
FAX: 06-6850-6953
郵便:560-0043 大阪府豊中市待兼山町1-16 大阪大学大学教育実践センター
中村征樹研究室気付 STSNJ研究発表会事務局
みなさまのご参加をお待ちいたしております。
【研究発表会・総会】
日程:2011年5月22日(日)10:00-12:00(研究発表会)、12:00-12:30(総会)13:30~16;30(ワークショップ)
場所:大阪大学中之島センター 講義室3(7F)
*例年は総会に合わせてシンポジウムを開催しておりましたが、現在の状況等を踏まえて、本年度はワークショップを実施することとなりました。詳細は別のメールにてご連絡いたします。なお、シンポジウム企画については時期を改めての開催を予定しております。詳細がきまりましたら、本会報もしくはメーリングリスト、ウェブ(http://blog.stsnj.org/)などでお知らせさせていただきます。
【研究発表会者の募集】
STS Network Japanでは、5月22日(日)に総会、研究発表会を実施するにあたりまして、研究発表会の発表者を募集いたします。研究者、学生、高校教員、実践家などさまざまな立場からの研究発表の申し込みをお待ちしています。
発表を応募される方は4月30日(土)24時までに、STS Network Japanへe-mailまたは郵送により、氏名、発表題目、発表概要(300~400字程度)をお送り下さい。発表題目および概要は、プログラムの作成にあたって利用させていただきます。
なお、科学技術と社会にかかわる幅広いテーマでの研究発表を受け付けますが、テーマが研究会の趣旨と大きく異なる場合には、発表をお断りする場合もありますので、ご了解ください。また、不安をお持ちの場合は、事前にお気軽に事務局までご相談ください。
研究発表の申込先は下記の通りです。なお、質疑応答も含めてお一人あたり30分~40分程度を目安にお考え下さい(申し込み人数によって多少の上下が生じてしまいます。予めご了解の程、よろしくお願いいたします)。
【申し込み先】
e-mail: office@stsnj.org(タイトルを「研究発表会申し込み」として下さい)
FAX: 06-6850-6953
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中村征樹研究室気付 STSNJ研究発表会事務局
January 15, 2011
STS Network Japan 研究会のお知らせ
STS Network Japan 研究会
日時:2011年1月29日(土)14:00~18:00頃
場所:国士舘大学 梅が丘キャンパス34号館4階407
http://www.kokushikan.ac.jp/access/setagaya.html
テーマ「新自由主義とSTS」
Social Studies of Science(vol 40, no. 5, Oct 2010)で"STS and Neoliberal Science"特集が組まれました。
発刊後、NJのメーリングリストでも議論されておりましたが、そもそもSTSと新自由主義の議論はもう10年以上前からNJでは話題になっています。(2000年の夏の学校も「新自由主義」がキーワードでした)
その後、新自由主義についての議論はやや下火になったようですが、逆にいうならば、各人がそれぞれの新自由主義についての考察をここ10年で展開され続けてきたのではないかと思います。
本研究会は、それを紹介・議論する場にしたいと思います。
議論の土台として、SSS特集号をとりあげますが、「SSS特集」とは異なる視点から問題を見るDavid HessらNew Political Sociology of Scienceグループの仕事の検討も行います。
参加者の方の話題提供や情報交換の時間も多めにとりたいと考えております。
参加をされる方は恐れ入りますが、1月22日(土)までに
皆様のご参加を心よりお待ちしております。
---------------------------
14:00~16:00(討議時間を含む)
「Social Studies of Science "STS and Neoliberal Science"特集を読む」
文献:
Social Studies of Science(vol 40, no. 5, Oct 2010)
16:15~17:00
「社会構成主義とSTSと社会運動:もうひとつの読み方」
(木原英逸)
文献:
17:15~18:00 総合討議
18:00~ 懇親会
日時:2011年1月29日(土)14:00~18:00頃
場所:国士舘大学 梅が丘キャンパス34号館4階407
http://www.kokushikan.ac.jp/access/setagaya.html
テーマ「新自由主義とSTS」
Social Studies of Science(vol 40, no. 5, Oct 2010)で"STS and Neoliberal Science"特集が組まれました。
発刊後、NJのメーリングリストでも議論されておりましたが、そもそもSTSと新自由主義の議論はもう10年以上前からNJでは話題になっています。(2000年の夏の学校も「新自由主義」がキーワードでした)
その後、新自由主義についての議論はやや下火になったようですが、逆にいうならば、各人がそれぞれの新自由主義についての考察をここ10年で展開され続けてきたのではないかと思います。
本研究会は、それを紹介・議論する場にしたいと思います。
議論の土台として、SSS特集号をとりあげますが、「SSS特集」とは異なる視点から問題を見るDavid HessらNew Political Sociology of Scienceグループの仕事の検討も行います。
参加者の方の話題提供や情報交換の時間も多めにとりたいと考えております。
参加をされる方は恐れ入りますが、1月22日(土)までに
- お名前
- ご所属
- 懇親会参加の有無
皆様のご参加を心よりお待ちしております。
---------------------------
14:00~16:00(討議時間を含む)
「Social Studies of Science "STS and Neoliberal Science"特集を読む」
文献:
Social Studies of Science(vol 40, no. 5, Oct 2010)
- Rebecca Lave, Philip Mirowski, and Samuel Randalls
"Introduction: STS and Neoliberal Science" - Rebecca Lave, Martin Doyle, and Morgan Robertson
"Privatizing stream restoration in the US" - Samuel Randalls
"Weather profits: Weather derivatives and the commercialization of meteorology" - Christopher J. Lawless andRobin Williams
"Helping with inquiries or helping with profits? The trials and tribulations of a technology of forensic reasoning" - James A. Evans
"Industry collaboration, scientific sharing, and the dissemination of knowledge"
16:15~17:00
「社会構成主義とSTSと社会運動:もうひとつの読み方」
(木原英逸)
文献:
- Kelly Moore, et.al., "Science and neoliberal globalization: A political sociological approach," 2010. http://www.davidjhess.org/SciNeolGlobaliz.pdf
- 中河伸俊『社会問題の社会学』1999,1章
- 大畑裕嗣ほか編『社会運動の社会学』2004,4,9章
17:15~18:00 総合討議
18:00~ 懇親会
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